一滴ポーション、俺クマちゃん!?

………ーーー「…んっしょ、んっしょ…ふい〜重〜いっ!!春川くん ぬいぐるみの時よく あんな機敏に動けてたな……」

ママに言われたから仕方なく 動きにくい もふもふ した身体で枕カバーと布団カバーを剥がしていると ツルッ と滑ってベットから転がり落ちてしまった。

「痛っ…たくない……!…あ〜、良かった、この身体でぇ〜!もし人間のまま床に落ちてたら痣になってたかもしれないもんね!」

今日初めて自分がもふもふボディになってた事に喜びを感じてるとベットの下に キラッと した何かが落ちてるのに気付いた。

「なんだろう、あれ?」

えっしょっと、と、潜って それを 何とか手で掴む…と言うか掴めないから引っ張ってみて見ると、それは いつか無くしたと思ってショックを受けていたマーガレットのピアスだった。

「めっちゃ探したのに見つからないから どっかに落としたんだと思ってたら こんなとこに落ちてたんだ〜!いえ〜い!見つかって超ハピラキッ!!…あっ、この姿のうちに もっと何かないか探してみようっと!!」

布団カバーを剥がすのを中断して もぞもぞ とベットの下を もふもふの手で触って探してると また何かを見つけた。

「ツヤツヤしてる!間違いない、これは この前ママの部屋から こっそり借りて無くしちゃったルビーの指輪だっ!!えっへへ〜、ママに見つかる前に見つかってラッキ〜…」

ふんふん♪ 陽気に鼻歌を歌いながら手元を見ると 指輪を掴んだ手にはモザイクがかかって カサカサ動いていた。

モザイクの上に大きく“G”のイニシャルがついてるコレは間違いなく指輪なんかじゃないのは 一目で分かった。

GO・KI・BU・RI…「ゴキブリだーーーっ!!嫌ぁーーーっ!!ママーーーっ!!」

慌ててゴキブリを投げ飛ばしパニックのあまり あちこち どったんばったん走り回ってると、ついに私はベットの足に頭をゴチンッと おもいきり ぶつけ、そして気絶したのだった。……