一滴ポーション、俺クマちゃん!?

「貴方、諗っち と同じようにママが作ってあげた香水 毎日ちゃんと付けてたの?」

あの一件以来、うちのママは春川くんと仲良しになり春川くんの事を たまごっち みたいに呼ぶようになっていた。

「ちゃんと付けてたもんっ!!それなのに うさちゃんになっちゃって…ねぇ何で?」

「何でって言われても……。あっ!もしかして 身体にまだ変身薬…じゃなくて、貴方が作った失敗作の香水の香りが残ってたんじゃない?」

「そうなのかな?ちゃんと洗ったはずなのに…」

「身体だけ洗っても駄目よ。身に付けてた物にも匂い付いちゃってるだろうし…」

「服は洗ったもん。鞄だってピアスちゃんと除菌シートで拭いたし」

「枕カバーや布団カバーは?」

「…あ」

「はい、原因判明!洗濯するから持ってらっしゃい」

「この姿じゃ無理だよ〜!もふもふ してて何にも掴めないし、隣のママの部屋に来るのでさえ かなり体力使ったんだから!もう疲れたから嫌っ!」

「じゃあ一生そのままでいなさい」

「それもヤダぁ〜〜〜!!ママの意地悪!!悪魔っ!!」

「元はと言えば杏子が あんか香水 作ったのがいけないんでしょ?貴方がその姿になっちゃったのも自業自得です。少し その姿で居て反省なさいっ!」

「しょ、しょんなぁ〜…ママ、ごめんってば〜!」

しかし その後 何度 謝ってもママは振り返ってはくれなかった。