一滴ポーション、俺クマちゃん!?


 初めましての人も、お久しぶりですの人も とりあえず まいどおおきに 諗の親友の小森響です。

えー…訳あって このたび私 小森響は 親友が元の姿に戻った その日に もふもふ癒し系のネコのぬいぐるみになってしまってました。……

……ーーー朝、部屋の窓のカーテンの隙間から差し込む太陽の明かりに気付いて 手の甲で瞼をこすると なんだかやけに もふもふ した感触があった。

「んにゃ?なんだ?俺こんな毛深かったっけ…?」

ぱちっ と目を開けるとまん丸もふもふなサバトラ柄のフェイクファーの生地が視界いっぱいに入ってきた。

起きたばかりでまだ頭が ぼー…っとする中、 グッ パッ グッ パッ と もふもふな手らしきものを動かしていると手の平に薄ピンクの肉球が付いてるのに気付いた。

「……あれ?」

だんだん頭が起きてくるにつれて ざわざわと嫌な予感が俺の中で渦巻き始めた。

まさか、まさか、この もふもふな手触りって……

覚えのある もふもふ感に 恐る恐る 窓ガラスの方を向くと、変わり果てた自分の姿が薄っすら写っていた。

俺は唖然として しばらく開いた口が塞がらなくなった。

緑色のアーモンドアイ、サバトラ柄の もふもふフォルム、ほっぺに長い髭が数本みょ〜んって生えている。

俺はネコのぬいぐるみになっていたのだ。

「にゃっ、にゃにゃにゃ、にゃんじゃこりゃーっ!?にゃんで俺は こんな姿にぃ〜〜〜っ!!?」