一滴ポーション、俺クマちゃん!?

「えっ、えっ、諗なのかい?本当に?」

「そうだよ。何回も言わせないでくれよ、疲れっから」

慣れないもふもふもこもこした身体を うんとこ何とか起こして腰に手を置き父さんの方を くるっと振り向くと 思ってたより父さんの顔が近くにあったから びっくりして わっ と、また座ってしまった。

「ちょっ、父さん 近すぎだわ!」

「あぁ、ごめんごめん。いやぁ、こんな絵本の世界みたいな事が現実で起こるって一度も思った事ないから びっくりしちゃって」

「だからって そんな真正面に顔 置く事ないだろうが。あー、マジびっくりしたぁ!」

「だから ごめんって。…それにしても…」

「えぇ?」

父さんの方を見ると 父さんは突然 人差し指で俺の顔を ふにふに つついてきた。

「わぁ〜!もっふもふぅ〜!何この触り心地ぃ〜!癒される〜!!」

ふにふに ふにふに ふにふに ふにふに …「何っ回 つついたら気ぃ済むんじゃ!やめろ!!」

「あんなに無愛想な息子がこんな愛くるしいクマちゃんに大変身するなんて、もう神様様じゃないの!諗くん、もう ずっと このままの方が良いんじゃないかい?」

「馬鹿言え!このままで良いわけあるか!俺まだ14歳なんだぞ!?この先まだまだクソ長ぇ人生 こんなプーさんみたいな姿のままでいられるかいな!!」

「プーさん!なるほど、確かに雰囲気はちょっと似てるかも!(※プーさんの方が可愛いけどぉ)あっ、確か死んだママが昔 趣味で集めてた ぬいぐるみの着せ替えお洋服が まだあったような…、はて、どこにしまったんだったかな?押し入れの中だっけ?」

さりげなく簡単に死んだママとか言うな。病気だったんだから仕方ないだろが。あと今 ※付きで何か俺に悪口言わんかったか?もっ回 言ってみろクソ親父っ!

「あっ!ほら、あった あった!じゃ〜ん!」