「なんなんだよ、この愛くるしいクマちゃんの姿は…どうせぬいぐるみになるなら、俺ならライオンとかチーターとかだろうが…!」
「いや、諗は肉食動物より絶対草食動物だろ」
「そうそう、うさちゃんとかハムちゃんとかね!」
「なっ!?」
なんだと!?
「なんで小っさい動物ばっかなんだよ!?俺は百獣の王のライオンだ!!
「「いや、間違いなくハムスター」」
「なっ!?」
にゃにおう!?2人揃って何で俺をハムスター扱いするんだ!?背が低いからか!?身長が160cmも無いからか!?
「152cmの百獣の王なんて動物園でもワールドアニマル番組でも聞いた事も見た事もねぇぞ」
「諗くんちびっ子だから、もしライオンだとしてもライオンの赤ちゃん止まりだよね。なぁんで男の子なのにこんなに小っちゃくなっちゃったんだろう?不思議〜」
「お前のせいだよ、お前の!!父さんだって160cmしか身長ないじゃないか!!俺の身長はお前譲りだ!!母さんに似てたら今頃170cmは身長あったわい!!」
「ええ〜っ!?僕のせい〜!?」
「そういや諗の母さんって若い頃バレーボールやってたからか、身長178cmあったんだったっけ。うちの母さんに聞いた事あるわ。諗そっちに似たら良かったのに、可哀想に」
「可哀想って言うな!!そんで撫で撫ですんな!!」
しゃがんで よしよし と慰めてくる響の手を もふっ と叩いたけど、所詮は綿が詰まったファー生地だから叩いても叩いても響には効かなかった。



