女嫌いな無気力先輩に溺愛されています

「るかせんぱい……」



瑠加先輩は私の元へ駆け寄って来てくれた。



「……ごめん」


え?


どうして瑠加先輩が謝るの……?


「……俺のせいで怪我させて」



そう言って私を抱きしめる瑠加先輩。



さっきのやりとり、見てたのかな……?



「瑠加先輩は何も悪くないです!」



瑠加先輩が酷く悲しそうな顔をしていたから、慌てて否定した。



先輩は何も悪くないのに……
そんなに悲しそうな顔しないで……



私まで悲しくなるよ……



そんな私の顔を見た瑠加先輩が抱きしめる力を強くして言った。


「れいは優しいね、ありがとう。
もうそんな悲しそうな顔しないで」



堪えきれなくて溢れた涙を瑠加先輩が優しく拭ってくれた。




「保健室行って手当しよ」



そう言って、私を抱えて保健室へ連れて行ってくれた。







「どう?へーき……?」



保健室に着くとすぐに私を下ろして手当てしてくれた。


「ありがとうございます。もう平気です!」


先輩を不安そうな顔にしたくなくてなるべく明るく答えた。



そして先輩は私を優しく抱きしめた。














そんなある日の放課後出来事だった。