ぼくたちのひみつきち


甘太郎が興奮気味に問いかける。


「袋詰めされたお菓子って、例えばどんなのだ!?バウムクーヘンとか、クッキーとかか!?」


「ふむ、そうだな…」


樹がアゴに手をあてて考える。

ぼくらの視線が集まる中、彼はゆっくりと口を開いた。


「ポ○キーとかハッピー○ーンとかチ○ルチョコでいいんじゃね?」


『全部大手メーカーの既製品!!』


衝撃の一言だった!

それもう甘太郎の店(ケーキ屋)で買わなくてよくないか!?

コンビニとかスーパーで軒並み揃うぞ!

ぼくらのツッコミに樹が首をかしげる。


「ポッ○ーじゃなくてプ○ッツのがよかったか?」


「塩っ気への配慮はいいんだよ!ウチへの配慮をしてくれよ!え、どういう事!?ウチ、ケーキ屋なのに作らず買った物を売るのか!?お菓子!!」


甘太郎が叫ぶ。

ぼくはふと思い立った言葉を樹に投げかけた。


「そ、そうだ…お化けは甘太郎の店で作った商品なんだろう?それをハロウィンのスイーツとして提案したって事だよな!?」


「いや、お化け役はペ○グーのグミに任せよう」


「何でだよ!あとソイツはモンスターじゃなくて宇宙人モチーフだし!!」


「ほらあれハード系グミだから。食感は大事じゃね?」


真顔で言い放つ樹にぼくと甘太郎が頭を抱えた。