ぼくたちのひみつきち


そして…小さく笑みを浮かべながら伝える。


「その…ぼくらはお前の味方だからさ。だから…やりたい事があったら言ってよ。そのときは、4人で一緒にやろう」


ぼくの言葉に甘太郎と樹が頷く。


「…皆さん…」


感動したように目を潤ませる一に、ぼくはこう付け足した。


「けど危ないことはダメだからな!」


「はい、分かりました!」


一が満面の笑みで言い放つ。


「それじゃあ今度、4人で一緒にやりましょう___窓ガラス割り!」


「だから危ないことはダメっつってんだろ!!」


大声で叫ぶ!

色んな事を抑制されすぎて危険思考に拍車(はくしゃ)がかかってるじゃないか!

どうすんだこれ!!

「大丈夫です!」と一が声を張り上げる。


「ゴーグルを付けて安全面を考慮した上で、ガラスが飛び散ってもいい場所を用意しますから!」


「そういう問題じゃなくてね!?発想が乱暴なんだよ!!」


「そんな…!栄助くんも両親と同じように僕を止めるんですか!?」


「これについてはご両親の肩持つしかなくない!?え!?ぼくが悪いの!?」


真面目に育ったはずの息子の口からいきなり“窓ガラス割りたい”なんて言葉が飛び出したら一旦止めるだろう。

それが親なら尚更だ。

友達でも言わずもがな。