「俺たちがこうして毎日会えるのも、あと1週間か」
テントの中が静まり返る。
それは去年の4月、引っ越しを伝えたときのあの重苦しい場面とよく似ていた。
でも___こういうとき。
場を明るくさせてくれるのは……。
ぼくと樹、一の視線が、1人に注がれる。
彼はすっかりいつもの調子で___太陽のような笑顔をニカッと浮かべて、こう言った。
「皆!明日もまたここに集まるだろ!?遊ぼうぜ、今まで以上に!」
樹と一も笑う。
「そういう事なら、家に何かないか探してこないとだな」
「僕も色々持ってきます!日の目を見ていない十院家グッズがたくさんあるんです」
ぼくは甘太郎を見て。
樹を見て。
一を見た。
…ぼくの大切な友達。
彼らに向かって、心からの笑顔を浮かべる。
合図もなしに、ぼくらは手を上げてハイタッチを交わした。
「また、明日___4人で会おう」
ぼくたちの、秘密基地で!



