彼は…ボロボロと大粒の涙を流して続ける。
「分かってる!どう、にもっ…なんねぇって…うっ…事くらい!でも、もっと…4人でっ…栄助と遊びたかったんだよぉ…」
「…そんな事、言われて…も…ぼくは…」
ぼくだって。
本当は。
いつまでもこの町で、3人と___。
「っ…!」
気づけば、ぼくの目からも涙が。
それを見て、甘太郎はもっと泣き出すし。
一は顔を両手でおおって、肩を震わせながら泣いている。
ぼくも……。
次から次へとあふれ出る涙を袖口でぬぐいながら…でも、もっと泣いてしまって…。
1人だけ困ったように笑う樹が、ぼくらの背中を順番に1人ずつ、ポンポンとたたいていた。
それからしばらく泣き声と、樹のあやすような声がテントに広がっていたけれど…。
そんな時間にも、終わりはやってくる物で。
「…あ~~~、泣いた!こんなに泣いたのいつぶりだよ…」
ズズッと鼻をすすりながら甘太郎が言った。
「どう?スッキリしたん?」
樹の言葉に、鼻を赤くさせた3人で頷く。
一がポケットから出したティッシュで鼻をかみながら言った。
「ぐすっ…樹くんは、泣かなかったんですね…その強さ、僕も見習わないとです…」
「ん~、強いとか別にそういうんじゃないけどさ」
そう言って、樹はぼくへと視線を向けた。
「…もう、二度と会えなくなるってワケじゃないだろ?」
そう呟いた樹の目は、とても穏やかに見えた。
甘太郎が小さくぼくへと問いかける。



