ぼくたちのひみつきち


「去年、言った通りだよ。ぼくは___」


甘太郎も、一も、樹も…悲しそうにぼくを見た。

それでもぼくは告げる。

変えようのない、変わらない“別れ”の事を。

その、事実を。


「今年の3月に卒業して…そのあと引っ越しする」


再びうつむいてしまった3人とのお別れの日は、もう、近い。

ぼくは目を伏せ、残っていた駄菓子のカケラを口に放りこんだ。