自宅へ帰ったモネは手を洗うと、青いタイルのキッチンでお湯を沸かした。 キルトの壁掛けがかかっている一角に、午後の日差しが当たっている。 ソファで紅茶を飲みながら、モネは考え事をしていた。 カナトを取るとシロウに嫌われ、シロウを取るとカナトに嫌われる。 ────自分はどちらかを選べない。 ふと思い立ってポストを覗くと、カナトの家からキャンディの袋と、シロウの家からチョコレートが届いている。 モネはお菓子を取りながら、自分がどちらかを選んだ所を思って、ほっとため息をついた。