乃々と貸し別荘の話






 乃々はベッドルームに戻って、一人天井を見上げた。

 母親も出掛けてしまっていたので、部屋には乃々しか居なかった。

 部屋のロールのカーテンが今日はなぜか開けてあって、そこから庭のプールが見える。

 庭の緑とプールの水色が、きれいな色合いに調和して見えた。




 ────蒼空くんとの約束を破って、恭くんに会いに行こうか。今なら見つからない。





 そんな風に考え出した時、ノックの音がした。