しばらくして着いた展望台は、お弁当屋に駐車場スペースがあって、車でも登ってこれるようになっていた。 手摺に乗り出して辺りを見ると展望台は鬱蒼とした木々が開けて、見晴らしがよく、乃々はなんとなく地球の広さを思った。 「良い景色だね」 「山に登るのも珍しいからな」 「黒沢さん、写真撮ってあげる。」 乃々は恭に向かってポーズを取った。 「乃々、危ない。あんまり乗り出すと。」 蒼空が言ったので、写真を取る時、乃々は手摺に乗り出すのを辞めた。