乃々と貸し別荘の話






 駐車場を歩いて入った量販店は明るいがらんとした広い店で、中へ進むととても涼しかった。

 乃々と蒼空は棚と棚の間が広い店の中を花火を探して歩いた。


「どこにあると思う?」


 乃々が聞いた。


「夏休みだから目立つ所にあるだろ」


 レジの近くの前の方の棚に蒼空が花火を見つけると、乃々は蒼空を置いて駆け出した。


「蒼空くん、打ち上げあった。」


 後からゆっくり歩いてやって来た蒼空が乃々を笑ったが、乃々は花火があるので構わなかった。