乃々と貸し別荘の話






 車の中は快適だった。

 エアコンを効かせて、軽快に車を走らせながら、母親2人は子供達の将来の話をしていた。


「医者になってくれたらなあ。私子供の頃から、頭良いの好きなのよ。」


 蒼空の母親が言った。


「お医者は子供が大変よ。うちは高望みしないわ。ピアノの先生になってくれても良いけど、やっぱお嫁さんよねえ」


 蒼空と乃々は、後部座席で話をしていた。




「もしも朝が来なくなっちゃったら遊ぶ時面白いね。夜中にみんなでパーティしたら楽しくない?」

「ふーん。誰かさんが昨日の夜、ゲームしてるうちに僕の部屋で寝入っちゃったから、僕仕方なくもう一つの部屋で寝たけどな。そういう風にならなくなってから言いな。」