母親が出掛けてしまった部屋のドアを閉めた乃々は、卓球台のあるロビーを通り過ぎた。 無人のロビーは明るく静かで、がらんとしていて避暑地の雰囲気がある。 階段まで来て、乃々は蒼空の真似をして手摺に片足を乗せてみたが、途中で怖くなって足を降ろした。 乃々は、階段を歩いて降りていった。