甘々重々御曹司に愛されすぎて困ってます



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会場に着くや否や、ディスカッションチーム決めのくじ引きをさせられた。


私はDグループ。柳さんはFグループ。
ようやく離れられる事に胸を撫で下ろしながら、隣で残念そうにしている柳さんにさよならを告げ、Dチームの机へと向かった。


するとそこには私以外のメンバーは集まっているようで、余っていた最後の椅子に腰掛けた。見た感じ榊原さんの姿もない。ということは、別のグループだ。自分の神引きに感謝する。


ここに来て榊原さんや柳さん以外と話したことがなかったから、いざ知らない人と話そうと思うと緊張する。

そう思いながら、俯いて事が始まるのを待っていると、「ねえ」と隣から肩を叩かれた。


そちら方へ顔を向けると、私をみて微笑む女性と目が合った。


「金澤さん…だよね?私昨日一緒にBBQした真山 莉子(マヤマ リコ)だよ!覚えてる?」
「真山、さん?」


黒髪のロングストレート。スっと涼しげな奥二重が綺麗で、美人な子。確かにこんな子いたかも。正直女の子とは全くと言っていいほど話せなかったからあんまり覚えていないのだけど…。


「足捻ったんだよね?大丈夫だった?」


私のことを心配そうに見つめながらそう問いかけてくれる真山さんについ嬉しくなって頬が緩む。


よかった、優しい人と同じグループになれて。


「大丈夫です!心配してくれてありがとうございます」「よかった!ねぇ敬語やめて?私のことは莉子って呼んで欲しいな〜!」
「う、うん!私の事も沙雪って呼んで!」