甘々重々御曹司に愛されすぎて困ってます


❁⃘*.゚


「まって、大丈夫そうですか、私」


夜19時。会場に着いた私は、あまりの煌びやかな雰囲気に怖気付いていた。

生まれてこの方、こんな厳かで華やかなパーティーに参加したことはない。…当たり前だけど。


「大丈夫だって。あんたの絶対的味方がここにいるだろ〜」


この人、絶対おちょくってる……!!

私はクククッと笑う榊原さんを軽く睨みつけた。そんな私も面白がるように口角をあげた榊原さんは再び口を開く。


「からかい甲斐があっていいな。とりあえず金澤さんは俺の横にいればいいから。」


そう言ってた5分後。



「え、なんで???」



私は絶賛一人ぼっちですが。


「挨拶回りしてくるから、あんたはここら辺でいて」そう言葉を言い放った榊原さんは私を振り返ることもせず、スタスタと人の群れに向かって行ったのだ。


え、記憶喪失?言ったことすぐ忘れるタイプですか?
〝横にいればいい〟ってカッコつけて言ってたくせに早々に傍から離れるのはなぜ?