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ということがあって、私は今、《恋人ごっこ》をして千景のダブルデートに付き合っているのだ。
「あっ、あれ!ねぇ緋色くん、私あれ乗りたい!」
「音桜さんと詩音くんはどうしますか?}
千景が指差したのは大きなジェットコースター。
「私は・・・酔うかもしれないので遠慮しておきます」
「じゃあ俺もやめておきます」
緋色さんと千景がゲートへ歩いていくのを見送り、ベンチに座りながら私は考えた。
『吊り橋効果とかで2人の距離が縮まったらいいな!わかりやすく相思相愛になっててくれると・・・いや、ヘロヘロになった千景を、緋色さんが横抱きにして降りてきてくれないかな!』と。
「・・・楽しー?」
とつぜん、覗き込むように詩音が訊いてくる。
「・・・うん、千景の夢をかなえられたから・・・幸せかな」
「そっか。コーヒーカップとかバイキングとかは?」
「楽しかったよ。全部手を繋いでたのは解せないけど」
そう、なにに乗るにしても詩音は、私の手を離さないのだ。
最初は『怖いのか?』と面白がっていたものの、終始余裕の表情だったので諦めた。
「もちろん、離したくなかったからだけど?」
「な・・・っ」
この男は恥ずかしいセリフを次々吐く。
それにいちいち動揺してしまう私も私だが。
「俺はね、音桜とたくさん触れ合えてうれしかったよ。今も、すっごく」
・・・この男には、やっぱり勝てない。
すると、ジェットコースターが終わったらしい千景と緋色さんが戻ってきた。
残念ながら千景は横抱きにされていない。
それどころが千景が元気で・・・緋色さんは痩せたっていうか、やつれてる・・・?
「緋色さん、大丈夫で・・・っ」
立ち上がって2人のほうへ駆け寄ろうとすると、ぎゅっと握られた手に力が入れられた。
「・・・行かないで」
「え、いや・・・でも、なんか緋色さんが・・・」
困っていると、それを見た緋色さんが
「大丈夫ですよ」
と言ってくれた。
ということがあって、私は今、《恋人ごっこ》をして千景のダブルデートに付き合っているのだ。
「あっ、あれ!ねぇ緋色くん、私あれ乗りたい!」
「音桜さんと詩音くんはどうしますか?}
千景が指差したのは大きなジェットコースター。
「私は・・・酔うかもしれないので遠慮しておきます」
「じゃあ俺もやめておきます」
緋色さんと千景がゲートへ歩いていくのを見送り、ベンチに座りながら私は考えた。
『吊り橋効果とかで2人の距離が縮まったらいいな!わかりやすく相思相愛になっててくれると・・・いや、ヘロヘロになった千景を、緋色さんが横抱きにして降りてきてくれないかな!』と。
「・・・楽しー?」
とつぜん、覗き込むように詩音が訊いてくる。
「・・・うん、千景の夢をかなえられたから・・・幸せかな」
「そっか。コーヒーカップとかバイキングとかは?」
「楽しかったよ。全部手を繋いでたのは解せないけど」
そう、なにに乗るにしても詩音は、私の手を離さないのだ。
最初は『怖いのか?』と面白がっていたものの、終始余裕の表情だったので諦めた。
「もちろん、離したくなかったからだけど?」
「な・・・っ」
この男は恥ずかしいセリフを次々吐く。
それにいちいち動揺してしまう私も私だが。
「俺はね、音桜とたくさん触れ合えてうれしかったよ。今も、すっごく」
・・・この男には、やっぱり勝てない。
すると、ジェットコースターが終わったらしい千景と緋色さんが戻ってきた。
残念ながら千景は横抱きにされていない。
それどころが千景が元気で・・・緋色さんは痩せたっていうか、やつれてる・・・?
「緋色さん、大丈夫で・・・っ」
立ち上がって2人のほうへ駆け寄ろうとすると、ぎゅっと握られた手に力が入れられた。
「・・・行かないで」
「え、いや・・・でも、なんか緋色さんが・・・」
困っていると、それを見た緋色さんが
「大丈夫ですよ」
と言ってくれた。



