魔法学校☆アルミラージ

「なに!?」

1人だけ何の集まりか分かっていないレイがびっくりして辺りを見回していると「ルイーズだよ」とルイスが言った。

「ルイーズ?」

「ルラチルビットクオーツ学園に入学当初から常にトップで パライバトルの時は必ず優勝して必ずローゼットマリーの玉座に座っているうちの学園の女王様と呼ばれてる3年の先輩で生徒会長のこと」

「学園の…女王…様…」

たくさんの生徒達から拍手されながらスフェーンと共に現れたのはた長く美しいプラチナブロンドの髪を靡かせた背の高い色白美人。まるで絵本の世界から現れたかのようなまさに女王の名に相応しい凜とした佇まいのルイーズはにこりともせず雪のようにクールな表情をしながら校庭の中央まで歩いて来るとぴたりと足を止めた。

少し後ろに立っていたスフェーンはキャンディの魔法で何もなかった校庭の中央に向かってキラキラっと杖を振るとそこへ大きなキャンディのステージを作った。

「頼むわね、ルイーズ」

スフェーンに言われたルイーズは「はい」と返事すると自分の魔法で自ら煌びやかな蜂蜜の黄色いドレスに着替えると硝子のヒールを鳴らしてキャンディのステージに上がって行った。

「凄いっ!あの人自分の魔法で着替えちゃった!」

「ブルームハニーの魔法だよ」

「ブルームハニー?」

「簡単に言えば蜂蜜を使った魔法の事。学園内でブルームハニーの魔法を使えるのはこの学園の創立者であるローデットマリーの血縁者だけなんだ」

「えっ、じゃあルイーズさんって…」

「学園長エレノアの孫娘だよ」

ルイーズは自分の曲が流れ出した瞬間 声を高らかに美しいその歌声をステージの上で響かせた。

気高く凛としたそのパフォーマンスに人々はたちまち魅入らせられ、いつも誰かの歌やダンスを見ると 凄い凄い! と手を叩いて騒ぎ出すレイでさえルイーズの歌とダンスは一瞬で黙らせた。

こんなに圧倒されるパフォーマンスを観たのは生まれて初めて母親のソフィアの舞台を観た時以来だった。

虜にさせられたかのよう食い入るようにルイーズのステージを目を開いて見ていると

「うちの学園にアルミラージがあるのは知ってる?」とルイスが聞いてきた。