魔法学校☆アルミラージ

「分かった、分かったよ。一緒に帰れば良いんだろ」

足元に置いといたリュックを諦めたように持って肩にかけると「さっさと帰るぞ」とリュカは歩き始めた。

「ねぇねぇリュカ、あの話し聞いた?」

「は?」

「明日うちの教室に新入生来るんだって!でね、その子もうとっくに女優として活躍してる有名人らしいよ!」

「…お前、俺の事怒ってたんじゃないのか?」

「え?何の事?」

さっき喧嘩した事をもう忘れているらしい。きょとんとしてるレイを見て「もう良い」とリュカはまたため息ついた。

「何?」

「何でもない」

「何でもないって何よ?」

「だから何でもな…しつこいからもう黙れ」

「はぁ?何よ、その言い方!?小さい時から思ってたけど、リュカはもっと話す時は相手の気持ち考えて優しく話すようにした方が良いと思う!」

「煩い。余計なお世話。それに嫌なら俺に関わらなきゃ良いだけだろ」

「その考え本当によくないよ。そのうち友達居なくなったらどうするの?」

「俺は1人で充分」

「またそんな事言って!あんまり可愛くない事ばっかり言ってると本当は寂しがり屋な事皆に言いふらすわよ!?小っちゃい時ママの帰りくまさんのぬいぐるみ持って泣きながら待ってたんだよ〜!って!あとねぇ、鳥に追いかけられて…」

「あー、煩い。お前本当に黙れ。つうか有名人が来るとか来ないとかどうでも良いわ」

「気にならないの?」

「興味ない。それにどうせ暇つぶしか俳優の卵からかいにでも来るだけだろ」

アメリアと同じ事言ってる…。レイは隣のリュカをちらっと見ながら思ってそれからまた視線を前に戻した。