魔法学校☆アルミラージ

「ううん、違うわよ。うちの学園でチョコレートを使った魔法を得意にしてるのはジェイデン先生だけ、スフェーン先生はキャンディを使った魔法、リリー先生はキャラメルを使った魔法、ここには居ないけどミントグリーンベリル先生は生クリームを使った魔法、ベール先生は琥珀糖を使った魔法が得意で、この学園のエレノア学園長は蜂蜜を使った魔法が得意なの。私達が住んでる冬の国では高度な魔法を使うのが得意な人達は皆お菓子に関係する魔法を使うんですって。お父さんが言ってたわ」

「エミリー達も使えるのか?」

「いいえ。私達にはそんなに難しい魔法は使えないわ。やっと使えて小さな物を浮かせたり出来るくらい。ここの学園の大半の生徒は皆そうよ」

「…へぇ」リュカが頷きながら聞いていると「始まるみたいだよ!」とアシェルが言った。

「バトル開始!」

ジェイデンの合図で空からチョコレート色の紙吹雪がパァンっと降ってくると 曲が流れ出してレイとスイフォンは同時に歌いながら踊り始めた。…

      ……2人のパフォーマンスはほぼ互角と言っても良かった。だがやはり若干ダンスの方はスイフォンの方が格段に上手かった。でもレイも負けてはなかった、特に際立って上手かったのは歌の方だった。

2人のパフォーマンスを審査していたジェイデン達も真剣な表情で頷きながら見ていた。

興味本位で見に来ていただけの生徒達も2人の真剣なパフォーマンスにいつしか魅入ってしまっていたようでわざわざ慌てて階段を下りてリュカ達が居るところまでやって来た者もちらほら現れ出した。