今日はまだ初日だから授業には出なくても大丈夫だとジェイデンに言われていたのでレイ達はクラスの人に挨拶だけして帰ろうと 喫茶店を出てから1年5組のクラスに向かって歩いていた。
すると廊下の曲がり角の方から「やめてよ!返してよっ!!」と声が聞こえてきた。
何だろう?と思い2人が駆け付けると背の低い可愛らしい顔立ちをした男の子(?)が自分より身体が大きな男子生徒3〜4人に囲まれているのが見えた。
その小さな男の子を見たリュカは驚いて「ノア!?」と目を丸くした。
「確かにすっごいノア君に似てる…!」とレイもびっくりしていた。おまけにいじめっ子達の方もワイアットとハーパーによく似ていたのでよけい2人はびっくりした。
「返してったら!」とノアそっくりな男の子はぴょんぴょんジャンプしてワイアットそっくりな男子生徒に取られた紙を取り返そうと必死に手を伸ばした。
「取れるもんなら取ってみろよ〜!」
「おい皆見ろよ!ま〜たこいつ詩なんて書いてるぜ?え〜っと何々…“さぁ皆笑って!I's Show Time!皆で始めよう 音の鳴る世界〜…”だってさ!あははっ!何だよ、これ!?」と笑ったのはハーパーそっくりな男子生徒だ。「落ちこぼれのくせに生意気〜!!」
「ぼっ、僕は落ちこぼれなんかじゃない!今に見てろ!キミ達なんかすぐ追い越してやるんだからな!!」
「そう言うのが生意気だって言ってんだよ!1人じゃ10ポイントも稼げないような奴が俺達に歯向かうんじゃねぇ!!」
ワイアットそっくりないじめっ子の男子生徒はついに小さな男の子の身体をドンっと押してその場に転ばせた。
「ノア!!」見ていられなくなったリュカが床で倒れている小さな男の子の元に慌てて駆け寄った。
「あんた達デカい奴がなに寄ってたかってダッサイ事やってんのよ!馬鹿!!」
追いかけてきたレイはいじめっ子に怒鳴ってそいつが持っていた紙をバッと取り返した。



