魔法学校☆アルミラージ

学園の中に入って最初に2人を出迎えたのはクッキーで作られた大きな棚の中に入った沢山の優勝カップやメダルだった。ちなみに棚のガラスは透明なキャンディのようなもので出来ているし、カップやメダルもお菓子で出来ていた。「あれは全てうちの生徒達が音楽の大会で勝ち取ってきたものよ」とスフェーンが言った。

やはりお菓子で有名な国だけあって、学園の中も外の街と同じように全てがクッキーやキャンディ、チョコレートなんかの様々な種類のお菓子で出来ていたので中に入った時から甘い良い香りがして 甘いもの好きなレイはさっきからずっとお腹が鳴りっぱなしだった。

「ねぇねぇキミ達、駅前のチョコデニッシュはもう食べたかい?あそこのパイはさくさくしてて美味しいからさ、僕毎日仕事終わりは買って帰るんだよね」

「ミントグリーンベリル、他の生徒達がまだ授業中なのだから休憩時間以外の時間帯に廊下を歩く時は私語は慎むように」

「は、は〜い…ごめんなしゃい……」ミントグリーンベリルは しゅん… とした。

そんな彼を見て「こう言うとこもお前の父さんそっくりだな」とリュカはレイに言った。

「あのママっ…じゃなくて、スフェーン先生」

「何か?」ナッツが散りばめられたチョコレートケーキの階段を上りながらスフェーンが聞き返した。

「あ、この学園に転入させてもらえる事は嬉しいんですけど、スフェーン先生達は私達の事怪しいって思わないんですか?」

「充分怪しいと思っているわ」

「じゃあどうして私達を?」

「学園長が貴方達2人の編入を許したからよ。この学園は学園長であるエレノアの言葉は絶対なの。あの人が貴方達の編入を認めた。ならば私達はそれに頷き返すだけ。だから私達も貴方達の編入を認めた。それだけよ」

「貴方達は今日から私達の可愛い教え子の1人」スフェーンはそう言うと他の教室の扉とは明らかに形が違う1つの扉の前で足を止めた。

「ここが学園長室よ。エレノアが貴方達を待っているわ。私達はここで待っているから行って話しをしてきなさい」