魔法学校☆アルミラージ

「何て書いてあったんだい?」

「えっと…何とかを何とか忘れるなかれ?とか何とかって書いてあった気が…」

「ふむ…何とかかんとかって書いてあったのか…。これは難しい呪文だな、解読に時間がかかりそうだよ…。でも大丈夫、私は考古学担当の教師だからね、何とかを何とかしてみせるよ!」

「何ともなんないだろうが!馬鹿かお前ら!?」

黙って聞いてられなくなってついにカッとなってリュカが怒鳴った。

「リュカ君、怒りやすい男は女の子にモテないよ?」

「余計なお世話だ。それよりレイ、俺達これから本当にどうするんだよ?早く元の世界に戻る方法を見つけないと大変な事になるんじゃないか?」

「大変な事って?」

「あのなぁ…頼むからもっと今の俺達がどれだけヤバい状況なのか分かってくれよ。元居た世界から俺達突然消えたんだぞ?つまり行方不明状態になってるって事。それがどう言う事かさすがにここまで言えば分かるだろ?」

「あっ…そっか!ママ達、私達が帰って来ないの心配してるかも!」

「そう言う事。母さん達だけじゃない、俺達の知り合い皆が今頃、急に居なくなった俺達を慌てて探し回ってるだろうよ。警察も動いてるかもしれない…いや、下手したら世界ニュースになってるかもしれない」

「どっ、どうしよう!?私達のんびりしてる場合じゃないじゃない!!」

「だから俺は最初からずっとそう言ってただろうが!昔っから思ってたけど、お前マジでそう言う事に気付くのが毎回遅過ぎるんだよ!だからいっつもあちこちで怪我はするわ何だって…」

「はいはいキミ達、喧嘩しないの。ほら、キャンディあげるから。コーヒー味とミルク味、どちらがお好みかな?」

ベールが上着のポケットから棒付きキャンディを出して見せると「私ミルク!」、「俺コーヒー」と2人は同時に返事した。