魔法学校☆アルミラージ

「私達が住んでいるこの魔法の世界は春夏秋冬大きく4つの国に分かれてあってね、春の国は1年中ぽかぽかと暖かく淡いピンク色の空から花びらが舞っていて住んでる人達も皆のんびりした性格の人ばかり。おまけに国中花で溢れていてそれはそれは4つの国の中で1番平和で穏やかな国として観光地としても大人気なんだ。

夏の国は年中太陽がギラギラと眩しく輝いていて、灼熱の真っ赤な空からはいつも炎をまとった赤い羽根が舞っているんだよ。あぁ火傷や火事などの心配は無いから大丈夫。その羽根は治癒の羽根と呼ばれていて、その羽根を傷口に貼っておくとあっという間に治ってしまうとても役に立つ羽根なんだ。歌や踊りが好きな明るい人々が住んでいてね、悪い人達じゃないんだけど初めて訪れた観光客にはちょっと騒がしい場所だなって感じてしまうかもしれない。

秋の国は優しいオレンジ色の空から年中落ち葉が舞っていて、春と夏に比べたらちょっと肌寒いくらいの国でね、住んどる人達も物静かな人達が多いんだ。変わり者の芸術家が多くて4つの国の中で1番に有名人が多い国でテレビの中や舞台で活躍してる人達も結構居て ドラマや映画撮影などによく使われてる国でもあるんだ。他にも野菜や果物などの食べ物もとても美味しくて、食べ物屋の店も沢山あるんだよ。秋の国のアップルパイは絶品だから機会があれば食べてみると良いよ。

そして最後、ここ冬の国。見て分かる通り空は海のような深い青色をしていて年中雪が降っているからとても寒い国なんだよ。雪国だからかは分からないけど、色白の人が多く住んでいてね 男女問わず私みたいに美人が多い事で有名なんだ。冬の国の住民はスイーツなどの甘い物好きな人達がほとんどだから家や公共施設、公共交通機関などがお菓子などで出来ていて 一年中甘い香りが漂っているから食事後もすぐお腹が空いてしまう。

……と、まぁそこが私達が住んでいて、キミ達2人がやって来た魔法の世界だよ」

「聞けば聞くほど素敵な世界ね!一度で良いから夢の国みたいな場所に来てみたかったんだ〜!来れて良かった〜!」

「嘘だろ!?」

目をらんらんさせてるレイをリュカはどうかしてるよとでも言うような表情をしながら見た。

「でもね、魔法の世界と言えど全員が魔法を使えるわけではないんだよ?4つの国に居る各王家の限られた者だけしか使えないんだ」

「えっ、そうなの?皆とんがり帽子被って箒で空飛んでるんじゃないの?」レイが聞き返した。

「キミ随分古い魔女の事に詳しいんだね。残念だけどとっくの昔にそんな時代は終わって今はもう皆自分の好きなように洒落た洋服を着て地面の上をすたこら歩いているのが普通になってるよ」

「じゃあちちんぷいぷいって杖も使わないの?」

「あぁ使わないよ。今は指先ひとつで魔法が使える時代だからね。まぁ王家の者はその国のシンボルマークで作られた杖を使っているけど」

「魔法の世界なのに皆魔法が使えないって何だかますます変な世界だな」リュカが言った。