魔法学校☆アルミラージ

「やっぱり秋の国って芸術の都って呼ばれてるだけあってファッションとか進んでるわねぇ…。それ素敵」

レイが着ていた服を女性は指差した。「あ、ありがとうございます!」レイはにこっと笑った。

「それで貴方達道に迷ってるって言ってたけど何処に行くの?」

「ええっと…」

「待って、当ててみせるわ。う〜んっと……今ここ冬の国で大人気のエレノアのシュークリームを食べに来た。どう?合ってる?」

「あ〜…お見事ですっ!」とりあえずここが何て言う国か知れたので2人は笑顔でパチパチ拍手した。

「やっぱりねぇ!エレノアさんが提案したスイーツってどれも本当に美味しいから他の国からも食べに来る人結構居るのよ。あっ、駅前の喫茶店のチョコデニッシュはもう食べた?あそこのデニッシュも絶品だって冬の国の人達から評判良いのよ?時間があるならぜひ食べてってちょうだい。あっそうだ!この間無料券もらったから使ってちょうだい!あぁそれと、エレノアのシュークリームのある店はこの道をずっと真っ直ぐ言って最初の信号機を右に曲がってところにあるわよ。いつも行列になってるから行けばすぐ分かると思うわ」

「あっありがとうございますっ…」

2人はぺこりと頭を下げた。

「それじゃあ私もう行くわね」

ロールケーキで出来たバスがやって来たのを見て女性はまだ喧嘩している老夫婦に続けてバスに乗ると窓から2人に向かって手を振って来た。

2人は手を振り返しながらしばらく見送るとリュカは真剣な顔付きでレイを見た。

「どうにかして元の世界に戻る方法を探さないとだな」

「その前に私シュークリームが食べてみたい」

焦っている自分と違ってこちらの世界に来てからずっと生き生きしてるレイを見て「じゃあお前だけこの世界に居座るか?」とジロッと睨んだ。