魔法学校☆アルミラージ

「どうしてこれがここに…?」レイがリーフの顔を見た。

「魔法の世界で初めて会った女の子から誕生日プレゼントとして貰ったんだよ。私の宝物で大切な思い出…」

「…まさかリーフさんって、学園長が言ってた魔法の世界に迷い込んだ人間?」

リュカが聞くとリーフは ふふっ と笑った。

「エレノアは元気だったかね?」

2人は顔を見合わせてそれから困ったように笑った。

「この店の2階にある黄色い薔薇ってルラチルビットクオーツ学園の薔薇だったのね。どうりであっちの世界と繋がっちゃうわけだ!」

「私は触ってはいけないと言ったはずだよ。それなのに言う事を聞かずに触った挙げ句呪文まで唱えてしまって…。だけど、キミ達2人が笑顔で帰って来てくれて良かったよ」リーフは笑みを浮かべた。

「じゃあリーフさん、その魔法石と薔薇を使って魔法の世界に行ったりしてたんだな。それならそうと教えてくれたら良かっ…」

「私はもう魔法は使えない。と言うよりキミ達と同じでただの人間だから最初から使えないんだけどね。5歳の時に私があちらの世界に迷い込みそれから10年間あちらで長らく暮らす事になった間、エレノアが私に何かあった時のためにって自分の魔法の力をほんの少しだけ私に分け与えてくれたんだ。そのおかげで冬の国に居た頃はちょっとだけ魔法が使えていたのだけど偶然元の世界に戻って来てしまってからはさっぱり使えなくなってしまった。何度もエレノアに会いに行こうと試行錯誤して頑張ってはみたんだけど結局二度とあちらの世界には行けなくなってしまった。置いて来てしまった娘が気になって仕方なかったからどうしてもあちらの世界に戻りたかったんだけどね…」

「えっ、娘!?リーフさん、あっちの世界に娘さん居るの!?」

「エレナって言うんだよ。私とエレノアの子だ」

2人はさらに驚いた。