魔法学校☆アルミラージ

「ココア飲みたかったなぁ〜」

「馬鹿、もしあれに毒でも入ってたらどうするんだよ?」

「えー、大丈夫だって!他の人もさっきの飲んでる人いるよ?この国の人達って甘い物好きなんだね。寒いからかな?雪降ってるし」

「能天気。こんな場所に来て楽しんでられるお前が羨ましいよ」リュカはため息ついた。

街中を歩く人達皆がケーキの入った箱やらお菓子いっぱいの紙袋を持って歩いていたり、クッキーや蜂蜜がたっぷりかかったチュロスなんかを食べながら歩いているのを見て「何か見てるだけで胸焼けしてきた…」と甘いものが得意ではないリュカは具合が悪くなってきた。

「ブラックコーヒー飲みたい気分だよ」

「この国に苦い食べ物や飲み物ってあるのかしらね?」

「お前さぁ、なんで焦んないの?普通はこんな映画かなんかみたいにお伽の世界みたいなとこに来ちまったら“うわぁ!どうしよう!?”って真っ青になって慌てるだろ?」

「私本の世界好きだもん。魔法の世界とかいつか行ってみたい」

にこっと微笑むレイを見てリュカは理解出来ず今日で何度目になるか分からない深いため息をついた。