魔法学校☆アルミラージ

「馬鹿ね、ルイーズ」

ニーナがクラスメイト達とルイーズのところへ歩いて来た。ニーナはルイーズの側にしゃがむと「本当に世話が焼けるんだから」と泣きながら笑った。

「…ニーナ。…私は…取り返しのつかない事をしてしまった…私はやっぱりダメな…」

「ルイーズはダメな人なんかじゃない。ただちょっと頑張り過ぎなだけよ。相談したい事や聞いてほしい事があるなら1人で溜め込まないでもっと早く言ってくれたら良かったのに。私達親友じゃなかったの?」

「ニーナ…」

「誰も怒ったりなんかしねぇからもう1回皆で歌って踊ろうぜ、ルイーズ」

「…ジャン」

ルイーズは皆の優しさに涙が止まらなくなってぼろぼろ泣いた。

「ルイーズ…」エレノアはルイーズの元へゆっくり歩いて来るとルイーズの両手を握った。

「貴方は1番になんてならなくて良い」

「…お婆様……」

「貴方はエレナとは違う…無理に貴方のお母さんと同じになろうとしなくて良い。貴方は貴方の歌をダンスをやれば良い。貴方は貴方らしく貴方が本当に好きな事を心から楽しめば良い。…頑張る事は確かに偉い事かもしれない、凄い事で間違いないのかもしれない。努力する事は素晴らしい事、だけどそれをやってのけている自分自身が自分自身を苦しめているのならばそれはただの毒でしかないの。…ルイーズ貴方は貴方の本当の心で歌やダンスをして良いの。1番なんてならなくて良いから。貴方が1番じゃなくたっておばあちゃんはいつだって貴方の味方で、貴方の1番側にいる。離れて行ったりなんてしないわ」

「………私はっ…」

「貴方が苦しんでいる事に全く気付けないで、ずっと貴方に頼ってばかりいてごめんなさい」

「…っ…私は何て愚かな事を…!私は…」

ルイーズは泣きながら首を横に振った。

それから涙を手の甲で拭いながら「私…ごめんなさい…」とエレノアと抱きしめ返した。

「…ねぇ、僕皆で一緒に歌いたくなってきたんだけど」

「はぁ?アシェル何言ってんだよ?こんな時に」ディッグが困った顔でアシェルを見た。

「だ、だって〜!」

「良いじゃない、それ。学年とかクラスとか関係なく皆で歌いましょうよ!」

「マジか!?」レイが頷いたのでマールはびっくりした。