“願い事した あの星の下
出会ってくれてありがとう
笑いかけてくれてありがとう
産まれてきてくれてありがとう
撫でるように貴方を抱きしめれば
ほら希望が降り注ぐ
「聞いて」
負けないで 笑ってみせて
貴方の全てが愛おしい
忘れないで 忘れないよ
これは約束の光り…”
……「……レイの母さんの歌だ!」リュカが言った。
「えっ、そうなの!?」アシェル達が振り向いた。
「レイが産まれて来た時にレイの母さんが自分の舞台で歌ったんだよ。“自分のところに会いに来てくれたレイへ”って」
「なんて優しい歌なの…!」マチルダピーチは涙を流した。
レイは指輪に取り込まれてしまったルイーズの心に届くように笑みを浮かべながら歌い続けた。すると暗かった空がいつもの冬空に戻り雨も風も雷もやんだ。
そしてレイの足元に一輪の輝く黄色い薔薇がぴょこんと顔を出した。
「あっ!」とスイフォンがそれに気付くと、輝く黄色い薔薇はどんどん咲いていき瞬く間に会場中を埋めつくした。



