「レイ」先に帰宅してリビングで明日披露する曲の確認をしていたレイに買い物から帰って来たばかりのリュカが話しかけた。
リュカに気付いてソファーに座っていたレイはヘッドホンを取ると「おかえり!」と顔を上げた。
だけどすぐにリュカの顔色がすぐれていないのに気付いて「具合悪いの?」とレイは心配して聞いた。
「いや、体調は問題ない。そうじゃなくて…」
「なに?」
「ルイーズさんの事なんだけど」
ベールに頼まれて買ってきた食材が入った紙袋をテーブルに置いたリュカはレイの隣にぽすっと座った。
「あの人なんであんなにお前に突っかかって来んのかなってずっと考えてて」
「あー…多分あれじゃない?ずっと落ちこぼれって言われてた私達が急に皆から話しかけられたりとかするようになってちょっと目立ってきたから気になっただけじゃない?」
「本当にそれだけなのか?」
「リュカ何が言いたいの?」
「それがさっぱり分からないから困ってる」
リュカはため息つくと紙袋に入ってたチョコチップクッキーを取り出してそれを1枚レイにもあげた。



