魔法学校☆アルミラージ

「それって学園長にはもう言ったの?」

「今リリーが説明しに行ってるわ。私はこれから他の先生方にも伝えに行くけど、くれぐれもこの話しは生徒達には言わないでちょうだいね」

「えっ、言っちゃダメなの?」

「生徒達が怖がるでしょ?」

「でも雷が来てから知ったんじゃ遅いじゃないか」

「だから雷が落ちる前にその原因を私達教員陣で見つけて、雷が落ちるのを私達で未然に防ぐのよ!良い、ミントグリーンベリル?絶対に生徒達に言ってはダメよ?…じゃあ私は他の先生方のところに行って来るわね」

「僕は何をしたら良いの?」

「貴方は…そうね……」

一応同じ教員であはあるが、ずば抜けておっちょこちょいなミントグリーンベリルに何をさせてあげたら“何も起こらずに済むか”頭をフル回転させて考えたスフェーンは近くのテーブルの上にあったモンブランのケーキをちらっと見た。

「とりあえず私が戻って来るまでモンブランでも食べててちょうだい」

「モンブランを食べてれば良いんだね、分かった。じゃあそうするよ」

ミントグリーンベリルは素直に頷くと、薔薇の花の模様が掘られた金色のフォークをにこにこしながら手に取った。