魔法学校☆アルミラージ

「学園長に怒られなかった?」とマチルダピーチが心配して聞いた。

「怒られはしなかったけどびっくりはされたかな」

リュカはそう答えるとマグカップに入ったホットチョコレートの上のマシュマロを溶かすようにスプーンでくるくるかき混ぜた。



『帰らない?自分達が何を言っているのか 分かってるの!?』

『はい、分かってます』

驚いているエレノアにリュカは頷き返した。

『万が一 本当に輝きが消えてしまったら貴方達は二度と元の世界に戻れなくなってしまうのよ?貴方達の世界で貴方達の帰りを待っているご両親やお友達に会えなくなってしまうのよ?』

『大丈夫です!だって私のパパとママが言ってました。どんなに離れた場所に居ても笑顔を忘れないでいれば私達は何処に居てもずっと繋がっているって!だから私達はアシェル達と一緒にパライバトルに出るまで絶対帰りません!それに本当に帰れなくなってもこっちの世界にはもうたくさんの友達が出来ましたから私達はへっちゃらです!』

『帰る家もあるしな』

ベールの自宅の事をリュカが言うと そうそう! とレイは笑いながら頷いた。

『貴方達…』

『きっと大丈夫ですよ、学園長!きっとアルミラージも黄色い薔薇も今はちょっと疲れて元気がなくなっちゃってるだけで またもう少ししたら元気を取り戻して輝き始めますよ!絶対奇跡は起こる!私達自身がそれを信じなきゃ起こるはずの奇跡も起こらない!そうでしょ?』

『諦めないで下さい、学園長!』

『……レイ……リュカ…!』




        ……「…私達は諦めない。それにアシェル達の他にも私達の側にはいつもベールさんやジェイデン先生達も居てくれるから寂しくなんてない!」レイはにっこり笑った。