数日前のレイ達の歌とダンスがあまりにも大盛況だった事もあって知らぬ間にテレビで報道されてしまった事もあって あれだけ周りから馬鹿にされ見下されていた1年5組はあっという間に学園で有名人になり、今朝からレイ達のクラスには 特に1年5組の曲を作っている小さな天才作曲家のアシェルは 歳上のお兄さんやお姉さん達から大人気になっていた。
「ねぇねぇアシェル、今度私達に何か曲を作ってくれないかしら?」
「ぅえっ!?えっ、えっと…僕…その……」
「はいは〜い、すいません!今忙しいんでご依頼でしたら事務所を通してから来て下さ〜い!」
連れてかれそうになったアシェルを背中に庇ってディッグとマールはそうはっきり言うと笑顔で教室のドアをバタンと閉めた。
「うちに事務所なんてあったかしら?」
ビスケットが表紙になったスケッチブックでパライバトルで着る衣装のイメージイラストを描いていたエミリーが首を傾げた。
「まったく…。今まであたし達の事無視してたくせにちょっと話題になっただけでにこにこ寄って来やがって、調子良いやつら!」
「人なんてそんなものだろ?」とルイスがココアの入ったカップ片手に笑みを浮かべながら言った。



