魔法学校☆アルミラージ


 「毎年賑やかね」とマチルダピーチがおかしそうに笑って言った。

「うちの学園の良いところさ」とベールが笑みを返した。

マチルダピーチはレイとルイスが仲良く踊っているのと、その後ろの方でリュカがエミリーを追いかけているのを見て あらま。と目をぱちくりさせた。

「若いって良いわね」

「キミだってまだまだ若いだろ?」

「嫌味にしか聞こえないわ」

「そんなつもりで言ってないよ」

「どうだか」

ふんっ と鼻を鳴らしてそっぽを向いたマチルダピーチに向かってベールは すっ と手を差し出した。

「あら、なんのつもり?」

「せっかくだから久しぶりに一緒に踊らないかい?あの頃のように」

あの頃とは2人がレイ達と同い年の学生だった頃の事だ。

マチルダピーチは少し考えて、それから ふっ と短く笑った。

「仕方ない。大の男が、パーティーでひとりぼっちじゃ可哀想だから一緒に踊ってあげるわ。感謝してよね」

「ウィ。ありがとう、感謝するよ」

2人は手を繋ぐと生徒達の間を歩いて、皆から注目を浴びながらダンスホールの真ん中に行った。