魔法学校☆アルミラージ


 あたり一面ホワイトチョコレートと飴細工でデコられたちょっと大人っぽい雰囲気のダンスホールには、お菓子で出来たカラフルな正装をしたルラチルビットクオーツ学園の生徒達が集まって、男女ペアで皆楽しそうに手を取り合ってダンスをしていた。

「パライバトル前夜祭なんだ。毎年皆誰かしらパートナーを探して踊ってる…僕たちみたいね」

ルイスは穏やかに説明するとパーティーのパートナーであるレイの腰に手を回して優雅に くるっ と回った。

「スイフォン達から聞いたから知ってるわ。でも何で私なんかを誘ったの?ルイスは3年生なんだから、同じ学年の女の子を誘えば良かったじゃない」

「キミしか考えられなかったんだ」

「はぁ?また何冗談言って…」

「本気だよ、キミの事だけはね」

「え…?どうし…」

どうして?とレイが聞くより先にルイスはレイの手をひいて またひとつ優雅な足取りで くるっ と回った。

「…ルイスって本当にダンス上手よね」

「…父がプロのスケーターで、よくアイスダンスショーをしてて、…僕も小さい頃から父からダンスを教わっていたんだ。ダンスは色んな人と踊った事がある」

「あぁ!それで凄く上手なのね!」

「僕のリード、踊りやすいかい?」

「うん、すごく!めちゃくちゃ楽しい!」

レイが笑ったのを見てルイスは嬉しくなった。

「それなら嫌々ダンス習っといて良かった」

「え、嫌々って…ルイスダンス嫌いなの?」

「昔はね。でも今は好き、レイのおかげ」

ルイスはにこっと微笑んだ。