魔法学校☆アルミラージ


 「リュカ!もっと身体を大きく動かせ!歌う事だけで言葉を伝えるんじゃない、全身で歌うんだっ!!」

「はいっ!!」

ザッハトルテの店の地下の練習場でオーブリーと一緒に彼の兄・ココットとその仲間達に混ざって歌とダンスの練習をしていたリュカだが、途中で床に滴り落ちていた自分の汗で足が滑って転んでしまった。

「痛《つ》っ!!」

「立て、リュカ!ひっ転んでも もしここが本番のステージなら曲は待っちゃくれねぇんだ!たとえ転んでもそれさえダンスのひとつのように見せる踊りをしてみせな!自分の殻破るっつうのはな、下を向くんじゃねぇ、どんな時も上を向いて歯ぁくいしばって噛み付いて生きるって事なんだよ!!どんなに悔しくてもどんなに悲しくても自分でそいつらを蹴り飛ばして進むって事なんだよっ!!過去に縛られんな!!自分に自分で限界作んな!!前に進めっ!!目を開け!!未来を諦めんなっ!!光りを自分で掴みに行けっ!!」

「っ…はいっ!!」


『お前さえ居なければ良かったのに』

『なんでまだお前は生きてるんだ?』

『良いか、リュカ?お前の居場所はもう何処にもない…!!』


小さい頃は頭を揺さぶられ挙げ句投げつけられたガラスの灰皿が頭に当たった事で頭からだらだらと真っ赤な血が流れ落ちる散々な痛い日々ばかりだった。