そんなある日の夜。
私の入学してからの日課は深夜の散歩だ。
深夜徘徊?
不良娘?
いや、散歩である。
というのも、この街には何かがあるように感じるのだ。
こう、スケールが大きそうなものが…。
「今日も何もなさそうだな…。」
家路を歩いていると、そこに歩きスマホしながら帰宅途中の見知った影がいた。
蘭だった。
話しかけようとしたが、
「ぉわっ!?」
「!?」
黒いワゴンに蘭が乗せられてどこかに連れて行かれた。
しかも、連れ去るときに実行者は蘭の口元を布で押し当てていたので、単に大声を出させないためか薬品を吸わせる目的がある。
ここで普通は大声を出し、警察に通報するだろう。
しかし、そんなのをしていたら蘭の身に何かあってからじゃ遅い。
まぁ、私が黒いワゴンの上に乗って追跡しているから何とかなるけどね。
要は殺さずに蘭を救出すればいいんだし。
到着した場所は港町の倉庫だ。
なるほど、定番の場所だな。
確かに、海の近くは死体遺棄にピッタシだし、海に流しちゃえば指紋も検出されない。
ワゴンから倉庫に運び込まれる蘭を息を潜めて見る。
「ちっ、このガキ。睡眠薬がなかなか効かなくて手こずった…。」
「……。」
見ると、実行者の顔には痣がたくさんある。
恐らく、蘭が抵抗したのだろう。
しかし、睡眠薬を使う目的は?
そのときに、随分と着飾った美魔女らしき人物が倉庫の奥から出てきた。
「うふふ♡私好みの坊や…。」
なるほど、連れてきたのはそういうことらしい。
「この子を売ったら高い値段で買って貰えそうだわ。」
……自分がそっち側だったら異常性に気づかないだろうけど、改めてこっち側だと異常性に気づく。
私もそういう目で見られたりしていたんだろうな。
ボス以外で。
しかし、そんな論理的なことを考えている時間はなくて、窓ガラスを割って忍び込む。
「っ!?誰!見に行きなさい。」
「は、はいっ。マダム。」
マダム…。
夜汰烏にて人身売買をしているらしいあの人か…。
あの人は実力はあるのに、どうして人身売買にいったのかが分からない。
直接は会ったことはないけどボスが頭を抱えていた。
『どうして、ああなってしまったんだ。美夜、お前は正々堂々戦えよ?』
『はい、分かりました。』
『……しかし、お前のやり方は工夫すぎてせこいところがあるぞ。』
『……。』
『おい!無視すんじゃない!……ははっ、全くだ。』
ボス、ちゃんと約束を守るよ。
だけど、私のやり方で困っている人を助けるだけだから。
相手が銃を持っていることも考慮して、ドアを取り外して盾代わりにする。
「いたぞ!」
予想は当たり相手は銃を持っていた。
その弾丸を盾を使って防ぎながら弱点を探る。
そして、反撃を開始する。
ドアで弾丸を弾き、消火器に当てる。
たちまき倉庫は煙で充満していて、視界を封じるのに成功。
実は逃げている間に物と物の距離を測ったり、倉庫中の窓を閉めていた。
寝ている蘭の安否確認をしてから、倉庫の裏口へ逃げる。
「けほっ…。っ、あの子がいないわ!早く探しなさい!」
「「は、はい!」」
マダムの下僕がワゴンを運転しようとすると、
「あれ!?動かない!」
「何してんのよ!」
「タイヤがパンクしているんです!」
倉庫に入る前に追跡ができないようにワゴンのタイヤの空気を抜いておいた。
そして、もう一つ。
「もういいわ!私が…あれ、動かないわ!」
実はマダムの車のタイヤもパンクさせていた。
マダムと下僕がパニックになっている隙に眠っている蘭を抱えて逃げる。
蘭を警察に届けて私は家に帰る。
どうやら、蘭は失踪届を保護者がすぐに出してくれていたみたいだ。
大事に育てられるな…と感じた。
「……あ、宿題しなきゃ。」
眺めてばかりだった町の灯りの中を歩きながら、家路を急ぐ。
私の入学してからの日課は深夜の散歩だ。
深夜徘徊?
不良娘?
いや、散歩である。
というのも、この街には何かがあるように感じるのだ。
こう、スケールが大きそうなものが…。
「今日も何もなさそうだな…。」
家路を歩いていると、そこに歩きスマホしながら帰宅途中の見知った影がいた。
蘭だった。
話しかけようとしたが、
「ぉわっ!?」
「!?」
黒いワゴンに蘭が乗せられてどこかに連れて行かれた。
しかも、連れ去るときに実行者は蘭の口元を布で押し当てていたので、単に大声を出させないためか薬品を吸わせる目的がある。
ここで普通は大声を出し、警察に通報するだろう。
しかし、そんなのをしていたら蘭の身に何かあってからじゃ遅い。
まぁ、私が黒いワゴンの上に乗って追跡しているから何とかなるけどね。
要は殺さずに蘭を救出すればいいんだし。
到着した場所は港町の倉庫だ。
なるほど、定番の場所だな。
確かに、海の近くは死体遺棄にピッタシだし、海に流しちゃえば指紋も検出されない。
ワゴンから倉庫に運び込まれる蘭を息を潜めて見る。
「ちっ、このガキ。睡眠薬がなかなか効かなくて手こずった…。」
「……。」
見ると、実行者の顔には痣がたくさんある。
恐らく、蘭が抵抗したのだろう。
しかし、睡眠薬を使う目的は?
そのときに、随分と着飾った美魔女らしき人物が倉庫の奥から出てきた。
「うふふ♡私好みの坊や…。」
なるほど、連れてきたのはそういうことらしい。
「この子を売ったら高い値段で買って貰えそうだわ。」
……自分がそっち側だったら異常性に気づかないだろうけど、改めてこっち側だと異常性に気づく。
私もそういう目で見られたりしていたんだろうな。
ボス以外で。
しかし、そんな論理的なことを考えている時間はなくて、窓ガラスを割って忍び込む。
「っ!?誰!見に行きなさい。」
「は、はいっ。マダム。」
マダム…。
夜汰烏にて人身売買をしているらしいあの人か…。
あの人は実力はあるのに、どうして人身売買にいったのかが分からない。
直接は会ったことはないけどボスが頭を抱えていた。
『どうして、ああなってしまったんだ。美夜、お前は正々堂々戦えよ?』
『はい、分かりました。』
『……しかし、お前のやり方は工夫すぎてせこいところがあるぞ。』
『……。』
『おい!無視すんじゃない!……ははっ、全くだ。』
ボス、ちゃんと約束を守るよ。
だけど、私のやり方で困っている人を助けるだけだから。
相手が銃を持っていることも考慮して、ドアを取り外して盾代わりにする。
「いたぞ!」
予想は当たり相手は銃を持っていた。
その弾丸を盾を使って防ぎながら弱点を探る。
そして、反撃を開始する。
ドアで弾丸を弾き、消火器に当てる。
たちまき倉庫は煙で充満していて、視界を封じるのに成功。
実は逃げている間に物と物の距離を測ったり、倉庫中の窓を閉めていた。
寝ている蘭の安否確認をしてから、倉庫の裏口へ逃げる。
「けほっ…。っ、あの子がいないわ!早く探しなさい!」
「「は、はい!」」
マダムの下僕がワゴンを運転しようとすると、
「あれ!?動かない!」
「何してんのよ!」
「タイヤがパンクしているんです!」
倉庫に入る前に追跡ができないようにワゴンのタイヤの空気を抜いておいた。
そして、もう一つ。
「もういいわ!私が…あれ、動かないわ!」
実はマダムの車のタイヤもパンクさせていた。
マダムと下僕がパニックになっている隙に眠っている蘭を抱えて逃げる。
蘭を警察に届けて私は家に帰る。
どうやら、蘭は失踪届を保護者がすぐに出してくれていたみたいだ。
大事に育てられるな…と感じた。
「……あ、宿題しなきゃ。」
眺めてばかりだった町の灯りの中を歩きながら、家路を急ぐ。

