最強女子にも帰る場所がある~Choice your back home~

 ヘビを持ってきたナイフで捌き、棒を串代わりにしてそれを火の前に置いてあぶる。

 そして、ハチノコとカブトムシの幼虫は火の上に鉄板を敷いて焼く。

 そのまま食べても美味しいけどね。

 ちなみにハチノコは見た目とは違ってクリーミーな味わいである。

 最後のカニは近くに落ちていた鍋に水を入れて茹でる。


「できたよ。」

「うっ、ほんとうに大丈夫なのか?これ…。」

「うん。ちゃんと下処理しているから。」

「なら問題ないか。」

「最近は昆虫食なんかもあるみたいだしね~。」

「初めて食べるぞ…。昆虫食なんて。」


 それぞれ口に入れる。


「どう?美味しい?」

「うまいっ!とくにヘビ!」

「ハチノコ意外に美味しいな。」

「うん!桑の実ってこんな味しているんだね~!」


 蘭と霞先輩、英は満足しているみたいだ。

 しかし、雪斗君は火に炙られているヘビの串焼きを見て放心状態。


「食べないの?」

「うっ…。いただきます…。」


 恐る恐る串焼きを食べる雪斗君。

 どうやら食べたくなくても、空腹には耐えられなかったみたいだ。


「………お、美味しい。」

「でしょ?」


 私もヘビの串焼きを取って食べようと口に入れる。


「ちょっと待った!」

「ん?どうしたの蘭。」

「美夜は熱いのダメなんだろ?フーフーする。」

「ありがとう。助かる。」


 蘭に串焼きを渡して冷ましてもらう。


「…………。」

「英?どうかしたの?」

「ううん、全然。どうもしてないよ。」