そして、体育祭もそろそろ終盤になってきた頃。
学年対抗リレーの前に借り物競争がある。
それには、蘭や霞、雪斗君に英が出るみたいだ。
テントに入り、応援する。
銃音とともに四人が一斉に走り出し、お題が書かれている箱から紙を取り出す。
「ん?」
「なんだか、四人ともこっちに来てない?」
「しかも物凄い形相で。」
幸子ちゃんと咲奈ちゃんがドン引きしている。
私はというと、二人がお題の人物なんだろうと思っていた。
しかし、その予想は大幅に逸れた。
「美夜。こっち来い。」
「え?」
蘭が私の腕を引っ張る。
それを見た二人が、
「いった!蘭いったよっ。」
「もしかしたら、そのお題は…。」
とはしゃいでいる。
しかし、蘭が掴んでいる方の反対の手を掴む人物がいた。
「美夜。俺と来てくれないか?」
「え?霞先輩も?」
「おぉ!え、まじか。」
「でも、霞先輩のお題ってなんだろ?」
「そりゃ、もちろん…。」
戸惑う私より隣にいる二人の方が盛り上がっているような気がする…。
そして更に、
「蘭はともかく、月下さんは俺と来ない?ほら、同じ青組としてね。」
「ぶふぉっ。美夜、絶対に行きなさいっ!」
雪斗君の登場によって、雪斗君推しの幸子ちゃんは吐血した。
「ちょ、幸子ちゃん大丈夫?」
「だ、大丈夫よ…。というより、美夜は雪斗君を一位にしてあげて。」
「え…。」
「ほら、友達もこう言っているよ?」
「いや、美夜の気持ち優先だろ。」
「……とか言いながらも、霞先輩だって月下さんの手を握っているじゃないですか。」
霞先輩対雪斗君が勃発するなか、もう一人やってくる。
「え~。もしかして、先輩達三人は美夜ちゃん狙いなの?」
「そうだけど。」
「え~。それじゃあ僕困るなぁ。だって、僕のお題これだし。」
英が広げた紙に書いてあるのはデカデカとした文字で
「「「「「愛している人!?」」」」」
蘭、霞先輩、雪斗君、それから幸子ちゃんと咲奈ちゃんの驚く声が合わさる。
「美夜行きなさいっ。英君がせっかく迎えにきたんだよ!」
「……咲奈ちゃんはどっちの味方なの?」
「もちろん英君だけど?」
「「そこは青組だって嘘でも言うんだよ!」」
蘭と雪斗君の声が合わさる。
「で?美夜は誰を選ぶ?」
幸子ちゃんが聞く。
「………思ったんだけど、これ皆で一緒に行っちゃダメなの?」
「「「「「「言うと思ったよ!」」」」」」
テントにこだまする。
「だって、皆いい人達で仲がいいから選べない。」
「美夜らしいっちゃらしいけど…。」
「確かにな。」
「ダメかな?」
その言葉に皆は渋々と言った感じで頷いてくれた。
「まぁ、美夜がそう言うんなら。」
「………俺は構わない。」
「俺も月下さんがそう言うなら…。」
「僕は美夜ちゃんと一緒がよかったけどな…。仕方ないか…。」
「四人ともありがとっ。」
五人一緒にゴールテープ目指して走る。
「ありゃ、魔性の女だわ…。」
「くわばらくわばら…。」
幸子ちゃんと咲奈ちゃんのやり取りは私には聞こえなかった。
借り物競争の結果は一位だったけど一人一組がルールだったので失格とになった。
そして、英以外のお題だけど何故か三人とも教えてくれなかった。
風の噂で聞いた話だと、蘭は“好きな人”、霞先輩は“気になる人”、雪斗君は“付き合いたい人”だったらしい。
本当かどうかは噂だから信憑性が無いけどね。
学年対抗リレーの前に借り物競争がある。
それには、蘭や霞、雪斗君に英が出るみたいだ。
テントに入り、応援する。
銃音とともに四人が一斉に走り出し、お題が書かれている箱から紙を取り出す。
「ん?」
「なんだか、四人ともこっちに来てない?」
「しかも物凄い形相で。」
幸子ちゃんと咲奈ちゃんがドン引きしている。
私はというと、二人がお題の人物なんだろうと思っていた。
しかし、その予想は大幅に逸れた。
「美夜。こっち来い。」
「え?」
蘭が私の腕を引っ張る。
それを見た二人が、
「いった!蘭いったよっ。」
「もしかしたら、そのお題は…。」
とはしゃいでいる。
しかし、蘭が掴んでいる方の反対の手を掴む人物がいた。
「美夜。俺と来てくれないか?」
「え?霞先輩も?」
「おぉ!え、まじか。」
「でも、霞先輩のお題ってなんだろ?」
「そりゃ、もちろん…。」
戸惑う私より隣にいる二人の方が盛り上がっているような気がする…。
そして更に、
「蘭はともかく、月下さんは俺と来ない?ほら、同じ青組としてね。」
「ぶふぉっ。美夜、絶対に行きなさいっ!」
雪斗君の登場によって、雪斗君推しの幸子ちゃんは吐血した。
「ちょ、幸子ちゃん大丈夫?」
「だ、大丈夫よ…。というより、美夜は雪斗君を一位にしてあげて。」
「え…。」
「ほら、友達もこう言っているよ?」
「いや、美夜の気持ち優先だろ。」
「……とか言いながらも、霞先輩だって月下さんの手を握っているじゃないですか。」
霞先輩対雪斗君が勃発するなか、もう一人やってくる。
「え~。もしかして、先輩達三人は美夜ちゃん狙いなの?」
「そうだけど。」
「え~。それじゃあ僕困るなぁ。だって、僕のお題これだし。」
英が広げた紙に書いてあるのはデカデカとした文字で
「「「「「愛している人!?」」」」」
蘭、霞先輩、雪斗君、それから幸子ちゃんと咲奈ちゃんの驚く声が合わさる。
「美夜行きなさいっ。英君がせっかく迎えにきたんだよ!」
「……咲奈ちゃんはどっちの味方なの?」
「もちろん英君だけど?」
「「そこは青組だって嘘でも言うんだよ!」」
蘭と雪斗君の声が合わさる。
「で?美夜は誰を選ぶ?」
幸子ちゃんが聞く。
「………思ったんだけど、これ皆で一緒に行っちゃダメなの?」
「「「「「「言うと思ったよ!」」」」」」
テントにこだまする。
「だって、皆いい人達で仲がいいから選べない。」
「美夜らしいっちゃらしいけど…。」
「確かにな。」
「ダメかな?」
その言葉に皆は渋々と言った感じで頷いてくれた。
「まぁ、美夜がそう言うんなら。」
「………俺は構わない。」
「俺も月下さんがそう言うなら…。」
「僕は美夜ちゃんと一緒がよかったけどな…。仕方ないか…。」
「四人ともありがとっ。」
五人一緒にゴールテープ目指して走る。
「ありゃ、魔性の女だわ…。」
「くわばらくわばら…。」
幸子ちゃんと咲奈ちゃんのやり取りは私には聞こえなかった。
借り物競争の結果は一位だったけど一人一組がルールだったので失格とになった。
そして、英以外のお題だけど何故か三人とも教えてくれなかった。
風の噂で聞いた話だと、蘭は“好きな人”、霞先輩は“気になる人”、雪斗君は“付き合いたい人”だったらしい。
本当かどうかは噂だから信憑性が無いけどね。

