「田所さん、おはようございます」
いつものように雄平より一足早く出社し、自分のデスクに向かっていた塔子は、秘書課長の辻本に声をかけられた。
「おはようございます、課長」
寡黙であまり感情を表に出すことのない秘書課長のいつもよりも少しこわばった表情に塔子の動きが止まった。
「少し、お時間いいですか」
「はい」
塔子は雄平の専属秘書として勤務しているため、 当然仕える相手は雄平なのだが、会社での直属の上司と言えば所属する秘書課を束ねる秘書課長になる。
その秘書課長に呼び止められれば塔子に拒むという選択肢はなくて、連れられフロア内にあるミーティングルームへ向かうこととなった。
「今朝、臨時で重役会議が行われる事は聞いていますね?」
「はい」
ーーーやはりそのことか。
忙しい重役たちをわざわざ集めて急遽行われる会議であれば、突発的なアクシデントでも起きたのだろうと思っていたが…。
このタイミングで呼び出される理由が、塔子にはわからなかった。
いつものように雄平より一足早く出社し、自分のデスクに向かっていた塔子は、秘書課長の辻本に声をかけられた。
「おはようございます、課長」
寡黙であまり感情を表に出すことのない秘書課長のいつもよりも少しこわばった表情に塔子の動きが止まった。
「少し、お時間いいですか」
「はい」
塔子は雄平の専属秘書として勤務しているため、 当然仕える相手は雄平なのだが、会社での直属の上司と言えば所属する秘書課を束ねる秘書課長になる。
その秘書課長に呼び止められれば塔子に拒むという選択肢はなくて、連れられフロア内にあるミーティングルームへ向かうこととなった。
「今朝、臨時で重役会議が行われる事は聞いていますね?」
「はい」
ーーーやはりそのことか。
忙しい重役たちをわざわざ集めて急遽行われる会議であれば、突発的なアクシデントでも起きたのだろうと思っていたが…。
このタイミングで呼び出される理由が、塔子にはわからなかった。



