午後3時。
1時から始まった重役会議も2時間が過ぎた。
今日の会議には取締役以上の役員全員や秘書課長である辻本も出席しており、秘書室のある重役フロア内全体が静まり返っている。
「今日は長いわね」
「ええ、そうですね」
向かいの席の先輩に声をかけられて、塔子も小さく頷く。
もしかしたら新規プロジェクトの推進について紛糾しているのだろうか?
まさか情報漏洩の件が足かせになったりは……
その時、塔子が座るデスクの内線が鳴った。
「はい秘書室、田所です」
「辻本です。すみませんが、会議室まで来ていただけますか?」
「私……ですか?」
「はい、お願いします」
辻本の電話は要件を一切言わず、一方的に切れてしまった。
どう考えても嫌な予感しかしなかったが、上司の指示であれば拒めるはずもなく、塔子は静かに立ち上がった。
1時から始まった重役会議も2時間が過ぎた。
今日の会議には取締役以上の役員全員や秘書課長である辻本も出席しており、秘書室のある重役フロア内全体が静まり返っている。
「今日は長いわね」
「ええ、そうですね」
向かいの席の先輩に声をかけられて、塔子も小さく頷く。
もしかしたら新規プロジェクトの推進について紛糾しているのだろうか?
まさか情報漏洩の件が足かせになったりは……
その時、塔子が座るデスクの内線が鳴った。
「はい秘書室、田所です」
「辻本です。すみませんが、会議室まで来ていただけますか?」
「私……ですか?」
「はい、お願いします」
辻本の電話は要件を一切言わず、一方的に切れてしまった。
どう考えても嫌な予感しかしなかったが、上司の指示であれば拒めるはずもなく、塔子は静かに立ち上がった。



