「白井様、坊ちゃんがわがままでいつも申し訳ありません」
「わがままじゃないし!素直なだけだし!ねっ、ヒツギちゃん?」
「…ジュジュ、僕はフレンチトーストも甘いと思う」
「こんな近距離で話し噛み合わねーの、マジでなんでなん?」
ジュジュは何でか怒ってしまって、またピーナッツバタートーストをガリガリ食べ始めた。
「……今晩あたり、ジュリアンから連絡を受け取ったロウから次の仕事の依頼書が届く予定らしい」
「また仕事かよ。最近忙しくて嫌になるね」
「春だからな。移動の季節でもあるからあちこちで動きが増えるんだろう…と、センが言っていた」
「……いつになったらこの仕事って終わりが来るんだろうね?」
「辞めたいのか?」
「はぁ?別に辞めたいわけじゃないけど続けたいとも思ってない」
「…どう言う意味だ?」
「たまには普通が欲しいって事だよ。…ほら、あんたの学校着いたよ。さっさと降りて学校行って来な」
「あぁ、送ってくれてありがとう」
「どういたしまして。…“お友達”だもんね、お安いご用だよ。じゃあ、またねぇ〜☆」
ロウが前に言っていた。Fの中で1番ジュジュがミステリアスだって。
センも言ってた。Fの中で1番ジュジュが何を考えてるか分からないって。
車の中から笑顔で手を振ってくるジュジュに軽く手を振り返して何となく俺も思った。ージュジュは不思議だって。…



