今朝のはちょっと勝手だったかもしれない。その事に気付いたのは散々泣いてからようやく冷静さを取り戻したお昼過ぎ…と言うかもう夕方になってたんだけど…。
怪我しないで下さいって送った直後に別れましょうってさ、「…なんか私の方が最低かもしれない。でももう勢いで送っちゃったし…」今更どうしようもない。
半年か、短かったような長かったような。どっちだか分からないけど少なくとも今まで付き合ってきた中ではまだ長かった方な気がする。とは言っても中学の時に2回しか男の人と付き合った事ないけど。
そしてその2回とも手を繋いで2人でどっか出かけただけの清いお付き合い止まりで1ヶ月であっさり終わっていた。
……戸神くん家に置きっぱなしになってるシャンプーとかどうなるんだろ?戸神くんが使うのかな?でも香りが強いものは使わないようにしてるって言ってたし。
「新しい彼女さんにでも使ってもらえば良いか…」
なんかそれはそれで悲しい気もするけど。
もやもやしながらベランダの窓を開けて座ってペットボトルの爽健美茶を飲んでたら何処からか優しい香りのする風がやんわり吹いてきた。桜の香りがした気がした。
「……あ、もう満開になったんだっけ」
ベランダから見える近所の公園に咲く淡いピンク色の桜の木を眺めてたら自然と口元に笑みが浮かんだ。
「…戸神くんも見たかな?」



