シークレットボーイズ


「まぁ、でも。焦げてっけどさ、食えないわけじゃないから大丈夫だよ」

「随分真っ黒に見えるが…」

「大丈夫ったら大丈夫。ほら俺も何ともないし?」

まぁ食ってないから大丈夫なんだけど。

「…そういえば、センから聞いたが、バイト忙しいらしいが大丈夫か?」

「あぁ、超余裕」

…とは言っても、あのクソガキには困ってっけど。ヒツギちゃんにその事相談したとこで恋愛事に疎いからただ時間の無駄になるだけだろうし…。

「はっくしゅ!」

「おや、白井様!お風邪ですか?」

「…いや、風邪は引いた覚えはないんだが…」

「では誰かが白井様の噂をされてるんでしょうかね?」

はい、隣の俺でーす。ま、言わないけどね。

                ……「ねぇねぇ聞いてよー!私昨日4年の中村《なかむら》先輩とデートしてる夢見ちゃったんだけど!」

学校に行って席に座ってスマホを見てると、通りすがりの女子の会話が聞こえてきて思わずビクッとしてしまった。