シークレットボーイズ


どっかに投げといたラベンダーの香りがするホットアイマスクは何でかベッドの下に転がっていたのはどうでも良いとして、それを20分着けて横になったら何となく気持ち的に顔色が良くなった気がしたから着替えて学校に行こうと車に乗ったら、また途中でヒツギに会ったから車に乗せて一緒に途中まで登校。

「宮原、具合悪いのか?」

「(アイマスクの)効果0やん」

「?」

「蒸気でアイマスクのやつ…って何でもない。こっちの話し」

「そうか…。何だか分からないが風邪を引いたなら僕にうつさないでくれ。今晩大事な(殺しの)仕事が入っているんだ」

風邪引いたなら無理すんなよと言わないところは実にヒツギちゃんらしい。こいつとは小さい頃から友人だけど、昔から結構冷たい。

「あ。昨日七原が焼き過ぎたドーナッツ余ってるからヒツギちゃんにもあげるよ」

「…ありがとう」

「めっちゃ作ったとかでさ、俺とお手伝いさん達だけじゃ食い切れなくて困ってたんだよ。とりあえずジップロックに入れといたから後で食べな」

「…多いな。」

ヒツギちゃんはてっきり多くて2、3個くらいかと思ってたらしい。

まさかLLサイズのジップロックがぱんぱんになるほどドーナッツが詰め込んであるやつを渡されるなんて想像してなかったみたいで珍しくびっくりして目を丸くしてる。オモロ…。

「…チョコドーナッツか?」

「あぁ、白井様、それは…」

「七原のやつドーナッツ焦がしちゃったんだって」

「これは焦げだったのか…」

「うう…申し訳ありません…白井様…」

七原のやつ泣いてら。昨日散々俺をからかった罰だ、ざまぁみろ。