シークレットボーイズ


テーブルの上に置かれた去年の誕生日にパパとママから貰ったアンティークの時計を見ると朝5時だった。

つー…と静かに額から流れる冷や汗に、朝っぱらからバクバク煩い心臓。

「あ……今の夢…か…」

なんつー悪夢。

毎日現れる迷惑二つ結びのガキンチョ女とカラフルな花畑でうふふあはは笑い合ってる夢見るなんて…「マジどうかしてる…」

ばふっと枕に頭を乗っけて二度寝しようと目を瞑ってみたけどどうにもあの迷惑なガキンチョの顔が瞼の裏にまで現れるから眠りに眠れない。と言うかむしろ今寝たらまたさっきみたいなおかしな夢を見てしまいそうでちょっと怖い。

「…駄目だ、起きよ」

しぶしぶ重い身体をよっこいしょと起こして立ち上がる。

ふらふらしながら洗面所に向かって鏡を見ると目の下は真っ黒で顔色は真っ青。本当これあれだよ、あらまぁ何て事でしょう状態。

これで学校行ったら皆に何て言われる事か…。

今日休もうか?とでも思ったけどそう言うわけにもいかない。何故なら来週テストがあるからだ。

…あ、そういやこの間ママから貰ったまま使わずにいたどっかにぶん投げといたホットアイマスクあったような…。

「…でも、どこに投げといたっけ?」