シークレットボーイズ


『スマイルください!』

「……マジでうっざ。なんなんあいつ?」

思い出したらイラついてきた。

「そういえば今朝、坊ちゃまを学校に送った後に校門のところで坊ちゃまを見ていたお嬢さんがいらっしゃいましたよ」

「は?」

「夕方、坊ちゃまを迎えに行った時も来てましたよ」

「キッショ…ストーカーじゃん!」

「二つ結びをした可愛らしいお嬢さんでした。…あの制服は確か緑坂《みどりさか》中学だったような…」

「二つ結び…だと?」

もしやついさっきまで自分に付き纏ってた例のあの子の事か?

迷惑小娘の顔を思い出したら吐き気がしてきた。

「あのお嬢さん、坊ちゃまの事がお好きなんじゃないですか?」

「はぁ?んなわけあるか」

「良かったですねぇ、坊ちゃまにも春が訪れて!」

「あんたクビにされたいの?」

にこにこ笑ってる七原の顔が腹立たしいったらない。